皮膚癌(がん)とほくろの違いについて

 

肌のトラブルで一番恐ろしい「皮膚癌(がん)」

皮膚癌(がん)というと、肌トラブルの中では、一番恐ろしい疾患でしょう。見た目がほくろと似ていたりすることもあり、勘違いされやすいのですが、皮膚癌(がん)とほくろについては、基本的にその関連性はないと言えます。
しかし見た目でいえば、素人ではその区別がなかなかつかないということが、皮膚がん発見を遅くしている原因だといえます。

皮膚癌(がん)とほくろの見分け方

皮膚がんと一言で言っても、実はその種類は、数十種類のタイプがあります。
症状別に見た場合、「有棘細胞がん」など悪臭を伴うもの、「基底細胞ガン」のように顔に多く発生するもの、「外陰部パジェット病」のように湿疹のような赤みが出るものなど、数多くの種類があります。

 

これだけ種類があると、ではどのように皮膚がんとほくろを見分ければいいのかと言うことになりますが、それは下記のような症状の出る場合です。

 

  • ●出血がある、かゆみを伴う
  • ●成長が早い
  • ●痛みが引かない(なかなか治らない)
  • ●触るとざらざらした部位がある

 

これらの症状や、ほかにもなんとなく気になるようなことがあれば、まずは皮膚科にて診てもらうことが先決です。

近年増えている、皮膚がん「メラノーマ(悪性黒色腫)」

黒色腫といえば、結節型黒色腫(けっせつがたこくしょくしゅ)、末端部黒子様黒色腫(まったんぶこくしょうこくしょくしゅ)などが代表的ですが、この二つのがんは、日本国内でよく見られますが、特に20〜60歳代に多く発症します。部位は、その大半が下肢と足の裏に発生しますが、上肢・顔に発生する場合や、爪の下に発生することもあります。

 

しかし、近年特に問題視されているのが、「メラノーマ(悪性黒色腫)」であり、これを見分けるには、成人後にできたほくろで、その縁(ふち)がぼやけていたり、濃淡がある場合、また急に大きくなってきたなどという場合は、ほくろの細胞(母班細胞)が変化した皮膚悪性腫瘍の一つであるメラノーマである可能性があります。
特に多いのが女性の足の裏にできやすいことで知られていますが、足の裏にほくろがある場合は、その変化を観察して、異常かな?と思う場合は、すぐに皮膚科にて診断を受けましょう。

 

メラノーマ(悪性黒色腫)は放置すると、できた部位に一番近いリンパ節に転移し、全身に転移する可能性がある恐ろしい病気です。初期の小さな癌であれば、生存率は90%を超えますが、進行した状態だと5年生存率は約60%、すでにリンパ節へ転移していると生存率は30パーセント以下に落ちます。まさに早期治療が鍵となりますので十分注意が必要です。
ほくろについても、自分で除去しようと針をさしたり、焼いたり、常に触り続けるような行為は、がん化を招く恐れがありますので、絶対に避けましょう。

 

 

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